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遊絲社の新刊『絵本のように』小澤とくえさんの俳句と、澤田展駒・芳慕さんの
色鉛筆画の句画集です。
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*ピアノマンのスピーチ(2006.6.7)


来日中のピアニスト、クリスチャン=ツィメルマンが、「自衛隊イラク派兵反対」のスピーチを行ったそうだ。
彼が、「自衛隊イラク派兵反対」の声明を発表したのは、

ピアノ・リサイタルのど真ん中でだ。

私はその場にいなかったのだが、ショパンの『バラード第4番』の演奏が終り、休憩があり、ショパンの『4つのマズルカ』の演奏を始める直前、マイクを持って、日本語で語ったのだそうだ。

聴衆は、歌でも始まると思ったのではなかろうか。

(^_^;)
しかし実際は、カラオケを熱唱するというようなことはなく、自衛隊のイラク派兵反対という政治的メッセージを彼は聴衆に語りかけた。
クリスチャン=ツィメルマンのそうした行動に、怒りをあらわにするひとびとがいる。
また、政治的メッセージが耳に残ってしまって音楽に集中できなくなってしまった、と嘆くひとたちもいる。
安くない代金を支払ってチケットを買い、コンサートホールに足を運んだひとびとのすべてというわけではないけれども、少数とは言えない数のひとびとが、異議を唱えている。
彼らによれば、ピアニストによる思いもよらないスピーチで、音楽が---美しいショパンやモーツアルトの調べが---、台無しになってしまったというのだ。


ツィメルマンの行動を私は支持しません。政治的な意見を表明したいのであればコンサートとは別の場所でやればいい。もし彼がコンサートを利用して政治的意見を披露するのであれば、私はもう二度と彼のコンサートには行きたくありません。すばらしいピアニストなのに!」


上の引用文は、ネット上で見つけた文章だ。リンクはしない。不遜な言い方になってしまうかもしれないが、それは、私の思いやりなのだと理解して欲しい。


「音楽家は何のためにステージに立っているのでしょう。自分の音楽を聴衆に届けたいためではないでしょうか。」


それはそうだろう。そして、そうあるべきだろう。

なのに!

クリスチャン=ツィメルマンというピアニストは、自分の政治的意見を披露するために、美しい音楽、素晴らしい演奏を聴きに来た聴衆を裏切ったのだ、と、私たちは憤慨する。
サッカーチームの監督のイビチャ=オシム氏が、「サッカーよりも大切なものがある」と言うのと同じように、

音楽よりもずっと大切なものがある

と、クリスチャン=ツィメルマンは、きっと言いたかったに違いない。
しかし、私たちは、音楽が聴きたいのだ。
「音楽よりも大切なもの」の話は、別の場所で話すべきであり、我々が耳を傾ける必要のないものだ。
なぜなら、私たちは純粋に音楽を鑑賞したいのだから。
このように、私たちの“幸福”が、私たちを度し難いまでに傲慢にしてしまう。
幸福が産んだ傲慢さが、

こよい、音楽をじゅぶんに堪能することができなかったと、我々に舌打ちをさせるのだ。

私たちは、残念がる。
「すばらしいピアニストなのに!」
イラクの非戦闘員、とくに、子どもたちの死亡率が、カウントすることができないほどに高まっているとしても、そんなことは、少なくともチケット購入者である私たちの音楽鑑賞の妨げになるべきではない。
「サッカーよりも大切なもの」、「音楽よりも大切なもの」が、どうしたというのか。
そもそも、どうして「サッカーよりも大切なもの」、「音楽よりも大切なもの」などという、

不吉きわまりないことを私の耳に吹き込むのか。

日本語で政治的主張をスピーチするピアニスト、それは、私たちの幸福な日常に忍び込む、ある種の不吉さ、だ。
深夜に鳴りだした電話、返信のないメール、体重計の数値、恋人の新しい髪形、テレビのニュース、etc.etc.。
私たちのそのときどきの気分を満たすこと、

「私たちの幸福」以上に大切なものなど、ありはしない。

……。
「すばらしいピアニストなのに!」
約60年前、ヨーロッパに吹き荒れたファシズムの嵐に徒手空拳で対抗し、最後はノタレ死んだバルトークも、そう言えば、素晴らしいテクニックを誇るピアニストだった。
当時、彼も聴衆に言われたのだろうか?
「すばらしいピアニストなのに!」
「言われたよ」と、バルトークの声が聞こえる。
ピアノ協奏曲の3番。



--☆---


日記を終る前に、ご報告。
先日、日記で、月刊『MacFan』と月刊『MacPeople』を購入したと書きましたが、これ、すでに購入した

先月号でした。

なんか、読んだことがあるなあ、と思ったけれど。
( ̄_ ̄|||)
くやしいから、今月号と別のMac雑誌も買ったよ。
スティーブ=ウォズニアックのインタビューが掲載されてましたから。
インタビューの最後、ウォズニアックは、インタビュアーの1歳になる息子の、その小さいひとの情報を毎年送るように頼んでいる。
インタビュアーの1歳の息子の情報など、どうして欲しがるのか。ウォズニアックは、言う。


「彼はこの世界をより平和にする道を見つけてくれるひとかもしれないよ」


インタビュアーは一瞬、からかわれているのではないか、と思う。しかし、ウォズニアックは、いつだって大まじめなのだ。


appleという文化はいろんなものを含んでいるんだ。そして我々はひとびとが求めている製品を作っている(いた)だけなんだ。それは利益を得ることが目的ではない。」

(T△T) ウォズ、かむばっく〜。
アップルもまた、人間的価値を貨幣の排泄物とみなす一企業にしかすぎず、その文化は内側から崩壊したけれども、それでもワシのようなMac武闘派は、ウォズの帰還を待ちわびているのである。
けっして来ない日ではあるけれども。
ウォズニアックの言葉を受けて、インタビュアーは言う。

「どうもありがとう。」



*こわがり(2006.6.2)


テレビニュースなどを観たりするから、寝込むことになるのだ。
で、ただいまアーシュラ=K=ル=グウィンの
『ゲド戦記V アースシーの風』
をおとなしく読書中。

「男が女たちをこわがることといったら! 遅咲きのバラを左右に見て歩きながらテナーは思った。」

まったくねえ!
この無限と言ってもいい広大な宇宙のどこかには、男が女を恐れず、女が男を恐れず暮らしているそんな惑星があるだろうか?
あるのだったら、来世はその惑星に産まれようと思う。
ええ、もちろん。

「ハイタカは今、まわりのものすべてが、その奥に悲しみをひそませているのを感じていた。暁の到来にさえ、彼は悲しみを覚えていた。悲しみは夢から覚めても尾を引き、起きても、なお彼のなかに居座り続けた。」


生きる悲しみ愛好家

の私には、こういう記述がたまらなく嬉しい。
生きる悲しみ、万歳。
だいいち、生きる悲しみなくして、どうやってひとを愛せばいいのか。
なのに、私たちは、自分たちの生きる悲しみを例えばイラクの子どもたちの背中に丸投げしてしまって、それが幸福なのだと思い込んでいる。
勝ち組先進諸国のひとびとの生きる悲しみを一手に引き受けるとはどういうことなのか、私たちは知ろうともしない。
知ってどうする? 知ってしまったら、その子どもたちに罪悪感を感じたり、生きる悲しみが再び自分たちのもとに帰ってきてしまうじゃないか。
そうして私たちは、石油に支えられた社会システムの中で、物質的な豊かさと幸福を手に入れた。人生は台無しになり、誰もが孤独のなかで死んでゆくことととなった。
私たちの幸福が、私たちを破滅へといざなう。
「次に産まれるなら、アナレスで!」
『所有せざる人々』のあの星を夢見て、地球人で産まれた自分をなぐさめるしか、私には、手だてがない。
ここはアナレスではないのだから、私は孤独におびえ、孤独を呪って死んで行く運命だ。
もちろん、あなたも。
まずもって、選択の余地はない。
外出するときにドアに鍵をかける人間が、どうして孤独のなかで死なないわけがあろうか。
そして。
地球人類の歴史という暗闇のただなかで、私は、お化けを恐がる子どものように、夜眠ることが難しいのだ。



*勇午、怒髪天(2006.5.29)


テレビニュースを観てると、発狂しそうになる。
つーか、正気ってなんだろう?と考え込んでしまう。

新しい日本国憲法に

「やまとなでしこは日本男児にかしずくべし条項」

を盛り込むのだと言って大喜びする改憲論者。
このひとの言うには、今回の改憲には間に合わないかもしれないが、まずは改憲の前例を作って、近い将来に盛り込むのだそう。
日本の女性が男性にかしずくことで、日本民族の強さと自信が保たれるのだそうだ。

バッカでえ!

近い未来の日本の男性は、憲法によって、“女性にかしずかれる権利が保障される”のねえ。
自分が男であることが、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。
世が世なら、女性のみなさまに腹をかっさばいておわびしなくちゃならないところだけれど、痛そうだし恐いので、ようしません。
(;-_-ゞ
……。
だはは。
日本という国は、もう、本当に駄目なのかもね。
(^_^;)
世界のみなさま、日本人でごめんなさい。
女性のみなさま、男でごめんなさい。
そして。
日本民族の強さと自信、とやらは、犬にでも喰われろ。
ついついテレビニュースを観てしまった罰に、私はかれこれ3日間ほど寝込みます。
テレビなんて観るんじゃなかった。
(^_^;)


-☆--


テレビニュース番組など観てしまったために、普段より殺伐度60パーセント増量中。
事実のみをご報告します。
朝、起きました、ごはん食べました。
本屋に行きました。月刊MacFanと月刊MacPeople買いました。
Macで運動図を動かす、というような特集が組まれてます。

実に倒錯的です。

最近のMacは、古いMacユーザーたちの作業環境を切り捨てるくせに、運動図は動かしよります。
本当に世も末です。
「人間が人間をモノ扱いする時代は、もう終わりにしよう!」
というMacの理念を、ブランドイメージとして巧妙に着飾る根性腐りきった連中が、わしらに商品を売りつけよります。
今度のMacは、運動図が動く〜! わあ、すご〜い!
あのカリスマ詐欺師CEOを、私は一生をかけて、呪い続けます。
ほかには、月刊アフタヌーン7月号買いました。
『ぺし』『おおきく振りかぶって』とカラスヤサトシせんせ欄外漫画目当てです。
『臨死!! 江古田ちゃん』も読んでます。
ん?
カラスヤサトシせんせの作品の単行本化が決定しておりました。
発売は、8月だそうです。

日本のアン=タイラー、カラスヤサトシせんせ、とうとうきましたよ!

日本の山田太一、カラスヤサトシせんせ、きましたよ!
……いや、山田太一さんは、国籍日本でしたね。
(;^_^ A
単行本には、編集者T氏との対談も付いているそーです。
……。
私、編集者T氏、きらい。
カラスヤせんせをいじめてるから。
(;^-^ゞ
つーか、対談するなら、相手は、イビチャ=オシムさんとか、宮崎駿監督とか、そういう器でしょうカラスヤせんせは。
(;^-^ゞ
いや、まじで。
本屋さんでは、漫画雑誌イブニングを立ち読みしてきました(本屋さん、ごめんよ)。
『勇午』
が連載されていました。
ひっくりかえるくらい過激な内容でした。

「●●ファンドは資本主義システムの巨悪の象徴だ〜!」

みたいなセリフ連発でした(立ち読みなので引用不正確)。
もう、周囲を気にせず真実ぶちまけになってます、この漫画。
わしらみたいなのは、もうすぐ思想犯扱いになる運命なのですから、今のうち、言いたいこと言って、書きたいこと書くべきであります。
はやければ、こん国会が終ったと同時に、『勇午』の連載が終了します。
さて、書くだけ書きましたので、今から寝込みます。
あー、ものすごい頭痛。



14歳以下の子どもたちへお勧めする映画(2006.5.26)


ボリビアで、またものごっつい過激な構造改革計画が発表されましたね。
ボリビアは、日本とは改革合戦を競う間柄だけれど、その改革が日本と違うのは、庶民が

痛みに耐えずともよいところ。

医療費タダ改革の次は、

農民の皆様に土地分配。

盆と正月が一度にきた〜!
なんでも、あんまり使っていない土地や国有地を、農民や先住民に分配する計画なんだって。
土地を分配するので、みんなどしどし農業に参加してね。気楽に野菜とか果物作りにチャレンジしてね、ということだそうだ。
すごいな、これが本当の「官から民へ」だな。
日本の「官から民へ」は、

みんなの共有財産を“民”間企業が金儲けのために食いつぶすこと

でしかないからな。
そりゃ、痛いわ。
もう、堪え難いまでに痛みは高まっております。
このあいだも、“☆民間☆老人福祉施設”が、防火基準も何も満たしていない違法“タコベヤ”にお年寄りを詰め込んだあげくに火事を起こし、入居者数名が焼死という事件があった。
正直言って、事故ではなくて事件と呼ぶべき出来事だけれど、そのときのテレビのコメンテイターのいいぶんがすごかった。
「施設はみんなが待ち望んだものだし、利益を上げるためにコストをギリギリまで押さえなくてはならないのだから、いたしかたない部分もあるんですね、ゴニョ、ゴニョ」

だまれ、クソヤロウ!

なにが「コスト面を考えると色々と難しい問題がある」じゃ。
おまえも共犯者じゃ、だまっとれ。
偏向報道とか、恣意的報道とか、公平を欠いているとか、そういうレベルじゃないよ、おんどれら。
「生き残りをかけて、効率化の徹底」
だとおぉぉぉ。
ボリビアでできることが、どうして日本でできんのよ、この

ヒトゴロシ〜!!

不思議なことに、お年寄りたちの貯金を取り上げたうえに、たこ部屋に押し込めて最後に焼死させるという事件を民間企業が起こしても、誰も抗議しない。

公務員相手になら、職員の態度が悪い程度のことでギャーギャー文句たれるくせに。

民間企業は
「コストを抑えないと生存競争に生き残れないんだ」
という言いわけを言いさえすればいい。それで、みんな納得しちゃう。
テレビと新聞に、
「民間企業は私たちの生活を支えているありがたい存在であり、不平不満を言っちゃいけないよ」
というふうに教育されているからね、わしら。
テレビは人類の敵!
決定!
あ、そうだ。
『オシムの言葉』の著者、木村元彦さんの講演会が、住友不動産新宿オークタワーで行われるそうだ。
日にちは6月4日、日曜日。時間は13:30分から。
内容は、サッカーの話ではなくて、

『情報社会とメディアリテラシー』

だそうだ。
実にタイムリーな話題だ。
東京在住のかたは、ぜひ。



-☆--

ずいぶん以前購入した『CUT』という雑誌を今ごろ読んでいる。
表紙を確認すると

2005年6月号

となっている。
なんと、1年前の雑誌を読んでいたのだ。
(;^-^ゞ
その1年前の『CUT』の特集は、
「世界の映画オタク10万人が選んだ史上最高の映画ベスト100」
だった。
この特集目当てに購入して、そのまま購入したことに満足して読みもせず、部屋の片隅に今まで放置していたというわけだ。
さて。
1年前の「世界の映画オタク10万人が選んだ史上最高の映画ベスト100」とは、いかなるラインナップなのか。
ここに発表してみましょう。


1.『ロード・オブ・ザ・リング』
2.『スター・ウォーズ/新たなる希望』
3.『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
4.『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』
5.『ショーシャンクの空に』
6.『ゴッドファーザー』
7.『パルプ・フィクション』
8.『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
9.『ファイトクラブ』
10.『ジョーズ』

……。
本当か、

本当に10万人が選んだラインナップがこれでいいのか!!

(~ ~)

『タクシードライバー』が20位、『カサブランカ』が24位、『2001年宇宙の旅』が25位、『第三の男』が70位なのに、『ファイトクラブ』が9位って、本当にこれでいいのか、10万人のオタク!
つーか、アッバス=キアロスタミ監督作品も、モフセン=マフマルバフ監督作品も、その他イラン映画監督作品も、ダルデンヌ兄弟作品も、ルーカス=ムーディソン監督作品も、マイケル=ムーアも、タルコフスキーも、ケン=ローチも、コスタ=ガブラスも、アトム=エゴヤンも、ラース=フォン=トリアーも100位から

もれてる!

呆然……。
ベスト10のほとんどをスターウォーズと指輪物語が占めてる……。
(^_^;)
あいだを縫って、『ゴッドファーザー』、『パルプ・フィクション』、『ファイトクラブ』、『ジョーズ』……。
なんか、業界がわしらに売りたがっている映画のラインナップが見えてくる気がしてくるのは、私がトンデモ陰謀論者だからかしら。
f ^ ^ *)
仮にもオタクを自称するなら、

『エルトポ』と『死霊の盆踊り』のワンツー・フィニッシュ

くらい決めてもらわんと!
(^_^;)
いっぽう、「英国映画協会が14歳までに見ておきたい映画50作品」のラインナップがあることを知った。
英国映画協会が、14歳以下の子どもたちに、ぜひにとお薦めする映画50作品というわけだ。
その50作品から、トップテンを抜き出すとこうなる。
聞いて驚け、見て笑え〜!(by『おじゃる丸』の小鬼のトリオ)。


☆『自転車泥棒
☆『ET
☆『ケス
☆『大人は判ってくれない
☆『狩人の夜
☆『ショー・ミー・ラヴ
☆『千と千尋の神隠し
☆『トイ・ストーリー
☆『友だちのうちはどこ?
☆『オズの魔法使い


だっふん! 本当に驚いた。
……世界のオタク10万人が、正直、中学生みたいな趣味をしているのに対して、

英国の14歳の子どもたち、おっとな〜!

雑誌『CUT』のラインナップの内容とは逆のベクトルで、仰天した。
いきなり『自転車泥棒』ですぜ、旦那。
『ET』が入っているのはご愛嬌として、きっちり『友だちのうちはどこ?』がラインナップ入りしてます(当然なんだけれどな)。
『千と千尋の神隠し』、『オズの魔法使い』。
なにより驚きなのが、

『ショー・ミー・ラブ』を子どもたちに推薦する大人たちの姿勢な!

「腐敗した現実や、偏見にまみれた常識にべったり張り付いたように生きる人生なんてけっとばせ! そして、君たちは君たちの新しい社会を作っていけ!」
というエールを14歳の子どもたちに贈れる大人の姿!
いま、さわやかな風が頬をなでていったような、実に爽快な気分が私の心を満たしております。
「どうせ子どもなんだから」とか、「これくらいでじゅうぶんだろう」とか、そういう子どもをバカにした姿勢で映画をラインナップしているのではなく、本当に価値ある作品を子どもたちに推薦しておられるようだ。
もちろん、親や教師がいくら止めたって、子どもたちはこの過激かつさわやかな青春映画を隠れてでも観ただろうけれど。
でも、上下関係を土台にして子どもに接するのではなく、
「最近、素晴らしい青春映画を観たんだ。どう? 興味ある?」
って、対等の人間として14歳の子どもたちに向き合っているその姿勢は、素晴らしい。
こういう大人は、子どもたちから尊敬されるだろうな。
推薦映画50のなかには、『アラバマ物語』『プレイタイム』『となりのトトロ』などもあげられている。
しかし。
英国の子どもたちって、14歳で『友だちのうちはどこ?』や『アラバマ物語』や『狩人の夜』や『ケス』を観ているんだねえ。

日本在住のこちら側から見れば、すんごい14歳だな!

アッバス=キアロスタミにルーカス=ムーディソンにケン=ローチに宮崎駿……。
とてもかなわない。

 


アナン国連事務総長、お疲れです(2006.5.24)


アナン国連事務総長が、うんざりげっそりした顔で、
「最近、日本が、隣近所の国をやたら刺激するので、アジアに緊張が走っている。いい加減にして欲しいなあ。具体的な話をするとだな、コイズミさんの靖国参拝とか、そういうの、やめたほうがいいよ、まじで」
こういう意味のことをおっしゃったそうな。
「日本のどういうところが相手(中国とか韓国とかアジア諸国ね)をいらだたせているか、彼らが日本の何を懸念しているか、コイズミさん、あんた、ゼンブわかってんでしょう? なんで、わざわざケンカ売るようなことをすんの?」
ともおっしゃっておられます。
(^_^;)
アナン国連事務総長さん、

不毛とわかっていながら、お疲れさまです。

私たちの国は、紛争のタネを求めております。
紛争が起これば、兵器が売れるわ、有事ということで国民を押さえつける口実ができるわ、よその国の資源や労働力をパチることができるわで、もー、紛争大歓迎。
アナンさん。
日本は

積極的に他国に難癖をつけている最中なので、ご心配には及びません。

ガン付けただの、肩が触れたのと言っては、ケンカ大安売り特売中。
誰か、買って〜!


♪紛争コイコイ もっとコイ♪
♪私の国にも やってコイ♪
♪兵器……売れる♪
♪街……破壊される♪
♪復興事業で、大企業は2度おいしぃぃぃぃぃぃ〜!!♪
♪紛争コイコイ もっとコイ♪
♪私の国にも やってコイ♪
♪紛争コイコイ もっとコイ♪
♪私の国にも やってコイ♪

ニール=ヤングが『Living With War』というニューアルバムを発表したそうな。
翻訳サイトでタイトルを翻訳させてみると、出てきた日本語が
「戦争を受け入れます」
もちろん、きっつい皮肉なわけ。
1曲目のタイトルは『Let's Impeach The President』。
これまた、翻訳サイトに翻訳させたならば、「社長を疑問視しましょう」もしくは、

「社長を弾劾しましょう」

となる。
(;^-^ゞ
この場合、翻訳サイトが「President」を「社長」と訳したのは明らかな間違いで、「大統領」と訳すのが正しい(はずだよね?)。
つまり、正しくは

「大統領を弾劾しましょう」

というタイトルの曲なのだ。
(;^-^ゞ
もちろん、世界中の資源を独占するわ、違法に環境を破壊するわ、人間をゴミのように扱うわする大企業の社長も弾劾したらいいわけだ。
(;^-^ゞ
さて。
ニール=ヤングが直球一本やりでアルバムを作るという人間味をみせたので、私もひさしぶりに、洋楽CDなど購入してみた。
女性歌手、ピンクのアルバム
『アイム・ノット・デッド』
だ。
英語表記だと P!NK のアルバムのタイトルは『I'm Not Dead』となる。
彼女の4番目のアルバムなのだそうだ。
アルバムジャケットのなかで、ピンクは、鼻の穴にピアスを通した姿で、ガオ〜と吠えている。
別の写真では、手首や二の腕、太腿に彫物をしていて、不敵な流し目でにっと笑っている。
ちょっとおっかない。
アルバムの一曲目は、
『stupid girls』
直訳すると、“愚かな女の子”となる(でいいんだよね?)。


「♪世界中で悲劇が起きている♪
 ♪世の中が絶望に満ちている♪
 ♪なのにアンタの心配ごとといったら
 ♪「ねえ私の髪、だいじょーぶ?」

 ♪どこへ、ああ、どこへいっちゃったの
 ♪賢い人々よ、みんなどこにいるの?

 ♪もしかして あたしもああいうしぐさをすればいいの♪
 ♪ブロンドの髪をこうやって手で払ったり♪
 ♪ブラをこんなふうに手で持ち上げたり♪
 ♪やめてよ、おバカな女と一緒にしないで♪」

中村美夏訳。

5曲目は『Dear Mr. President』
これまた直訳すると“拝啓、大統領さま”という感じでしょうか。


「♪親愛なる大統領、ちょっと一緒に歩きましょうよ♪
 ♪私たちどちらが偉いとかナシにして♪
 ♪いくつかお訊ねしたいことがあるわ♪
 ♪お互い対等の人間として♪
 ♪もし本音で話し合えたら♪
(略)
 ♪みんな泣いてるのに、どうして眠れるの?♪
(略)
 ♪よくおんもが歩けるものね♪
 ♪私の目をちゃんと見てお話できる?♪
(略)
 ♪子どもの頃からあなたは淋しんぼで♪
 ♪ひとりぼっちで♪
 ♪そして、もしかしたら今もひとりぼっち?♪
 ♪「落ちこぼれゼロの新教育基本法案」なんて♪
 ♪どのクチが言うのかしら♪
 ♪私たちはアホウじゃない♪
 ♪あなたのやってきたこと ちゃんと見ている♪
(略)
 ♪妊婦には産休もなし♪
 ♪ありついた仕事は最低賃金♪
 ♪みんながどれほどきっつい仕事をしてるか知ってる?♪
 ♪あなたが落とす爆弾で破壊された家を建て直すのよ♪
 ♪きっつい、きっつい、きっつい仕事♪
 ♪あなたに教えてあげることができたら♪
 ♪段ボールでベッドを作る情けない気持ちを♪
 ♪私たちの仕事のきつさを、あなたは何も知らないでしょう♪」



-☆--


久しぶりにアクセス解析など行ってみた。
ちなみにアクセス解析とは、訪問者がどのような検索ワードで検索して来訪してくださっているか、とか、どのような時間帯にアクセスが集中しているかとかを、サイト管理人がちらちらと調べることだ。
「溝江玲子」「絵本」といった単語を検索して来て下さっているひとが多いのはそうなんだけれど、「大型犬のしつけ」でいらっしゃるお客様がけっこういらっしゃる。
世間では、大型犬の飼育で悩んでいるかたが非常に多いことが容易に察せられる解析結果だ。
……まぎらわしい詩をアップしてごめんなさい、私が悪いんです。
(;-_-ゞ
「姫 教育 痛み」とみっつ単語を複合検索をかけていらっしゃるかたもいる。このかたが、いったいどのような内容のページをお探しなのかは、あえて詮索しません。
(;^_^ A
あとは、「ブラジャー」とか、「モーンケ大佐」とか、「ひぐちアサ」せんせとか、「うつくしいのはら」とか、「洗濯物」とか、「幼児虐待」とか、およそ、名前入り絵本の販売サイトとは思えない検索ワードがぞろぞろ並んでいる。
みーんな、私が悪いんです、本当にごめんなさい。
(;-_-ゞ
このたびはさらに、

「カラスヤサトシせんせ&アン=タイラー」

でAND検索して訪問して下さっているひとがいることが判明。
私と同じく、「生きる悲しみ」マニアの御仁とみた。
実によい趣味だ、ひとりぼっちじゃなかった(笑)。
「生きる悲しみ」といえば、映画
『ディア・ウェンディ』
が公開されてるのん?
う〜ん、観たいなあ。

 


自由はマッハ2で飛びすさるトナカイのように(2006.5.19)


自民党、公明党両党が、医療改悪法案を採決させてしまった。
前回の選挙でわしらがせっせと投票したせいで、今では彼らは圧倒的多数。
どんな法案でもスイスイスイ〜っと通しちゃうことができるのだ。
この医療法案、基本的には、

高齢者の医療費や保険料費の負担増

と、その経済的

負担を支えきれない貧乏人に対する罰則

で構成されているという、まさに勝ち組負け組☆格差拡大コイズミ社会改革が生みだした法律でございます。
65歳以上の負担はこれだけ、70歳以上はこれだけ、とずらずらここ書き並べることも可能だけれど、読みたくないヨナ、そんなもの。
どっちにしたって、負担しなきゃならんのだし。

金持ち連中のぽっけをさらにお金で膨らますために、な。

無理を極めた暮らしにさらに無理を押し通し、少数の勝ち組たちを背負って生きるわしら市民の背中はゆがみにゆがんで、ほとんどヨガ行者。
しかし、保険料を支払えないお歳よりからはうむをいわせず保険証をとりあげることを可能にする法律なんて、日本は実に素敵な国になったもんだなあ。
いっぽう、介護型療養病床を全廃、病院のベッドも約10万人ぶんなくしちゃうということで、まあ、なんだ、ぶっちゃけた話

病人やお歳よりは社会のお荷物なんだから、生存競争の敗者として地域共同体の内部から消えてください、

という宣言なわけだ。
これまでの日本の高度経済成長を支えてきたひとびとも、年をとってしまえば、大量生産にも、その生産を支えるための大量消費にもなんら寄与することのない、効率第一社会のお荷物でしかない。
過去の業績など関係ない。
日本の繁栄を支えてきたとしても、すべて過去の話であり、日本という国はあらゆる次元で過去をきっぱり捨て去ることにしたのだから、考慮するには当たらない。
私たちはその場その場の気分を満たすために消費をくりかえす“大量消費者”でなくてはならず、過去も未来も捨て去って、その瞬間のノリのようなものだけで生きていく。
過去を捨て去り、その場のノリのようなものだけで生きていくようなひとびとに世代間の交流など望むべくもなく、
結果、人々は孤立する。その孤独をうめるために、「美しい日本語」や「日本民族の誇り」などという内容に乏しい“商品”が、また大量消費されていく。過去も未来もなく、刹那的に気分を満たすだけのひとびとの居場所は、「会社」にしかなく、美しい日本語の正体とは結局、それぞれの職場でしか通用しない、きわめて限定的な言葉にすぎない。
そして人生とは、つまるところ、ゴールのない生存競争であり、

社会の健全さとは、淘汰する側と淘汰される側の飽くなき闘争が生みだすエネルギーが作り上げているのだ

という世界観を私たちは引き受けて、コイズミ構造改革を全面的に支持した。
いわゆる現役を退いたお年寄りたちに、「負け組」というレッテルをぺたりと貼れば、彼らに対する冷酷な仕打ちもすべて正当化できてしまう効率的な社会。
そのときそのときの都合によって、「負け組」というレッテルを貼りさえすれば、社会的矛盾やゆがみは、ぜんぶその「負け組」のひとびとに丸投げすることが可能となる。
老人や病人という社会的弱者に、すべてのツケを支払わせることができるというのなら、これほど効率的なことはない。
韓国や中国、フィリピンやカンボジアやインドネシア、イラクやアフガニスタンといった、日本の近隣であるアジア諸国のひとびとに「劣等民族」というレッテルを貼り、その上にさらに「負け組」というレッテルを貼れば、国際的な次元で我々の社会のゆがみや矛盾を丸投げすることができる。
日本が世界の(不安定で遅れた)ひとびとを“解放”し、“文明化”するだろう。
……ひどいなあ、ひどいなあ、ホント、ひどい国になったなあ。
歌でも歌って、元気を出しますか。

すずき きよし
『♪自由社会を守りましょう♪』

「♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪
 ♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪

 ♪買い占めや 売り惜しみも自由です♪
 ♪物価の釣り上げも自由です♪
 ♪誰でもなれます 大金持ちに♪
 ♪良心さえ捨てればね♪

 ♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪
 ♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪

 ♪リストラで 失業するのも自由です♪
 ♪カードローンで 貧乏するのも自由です♪
 ♪誰でもいけます 天国へ♪
 ♪一家心中でね♪

 ♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪
 ♪自由社会を守りましょう♪ 自由社会をね♪

 ♪バブルで ぼろ儲けも自由です♪
 ♪弾けりゃ 財産隠しも自由です♪
 ♪公的資金で しりぬぐい♪
 ♪銀行商売 やめられない♪
 ……

広告代理店が作りだす魔法の現実。
なかでももっとも、広告代理店がテレビを通じて私たちにすっかり信じ込ませることに成功した幻想が、私たち自身の「自由意思」だ。
あなたの周囲、そして内部のどこにも存在しない幻想としての「自由」と、その「自由」を土台にした自発的「決断」や、揺るぎのない「自明の理」という、実に奇妙な現象。
テレビは、そして広告代理店は、どんな突飛なことでも私たちに信じさせることが可能だ。
北朝鮮や中国などの隣国が日本を侵略する、などというような、政治的にも軍事的にもとても現実には起こりえないヨタを国民大多数に信じさせることも可能だし、もっと突飛なことだって、現実としてひとびとに信じさせることもできる。
例えば、うちのトーチャンは

南極上空をトナカイがマッハ2のスピードでとびすさっている

と心から信じている。
空飛ぶトナカイは、ソリを引いている。トナカイが空を飛んでいるのだから、ソリも空を飛ぶ。そのソリには、サンタクロースが乗っている。
サンタクロースを乗せたソリは、トナカイに曳かれて、南極大陸をマッハ2で横断し、世界中の子どもたち(ここで言う世界中とは、西欧先進諸国の子どもたちを指す)にプレゼントを配るのだ。
テレビがそのような内容の番組を放送したのだそうだ。
うちのトーチャンはまた、

旧約聖書に書かれていることはすべて事実

であり、大昔に海が真っ二つに割れたり、水没した世界をノアの箱船がどんぶらこしたりしていたと信じている。
テレビがそのような内容の番組を放送したからだ。
大型タンカーだって、ちょっと海が時化(しけ)ただけであっけなく沈没するのに、世界が水没するほどの大雨が降ったら

原子力空母だって2秒で沈没するっての!

(^_^;)
しかし、トーチャンは、毎日私に教えてくれる。トナカイは空を飛ぶ。海はふたつに割れる。
トーチャンがどんなに説得しようが、私は、受け入れない。
トーチャンが自分の目で見たというなら、
「箒にまたがったタヌキが空を飛んでいるのを見た!」
というなら、話を聞かないわけではない。
だが、テレビが言っていた、というのでは、駄目だ。
なぜなら、私は筋金入りの

「テレビ陰謀論者」だからだ。

(^_^;)
トーチャンは、私のことを、頭の固いバカな息子だと思っているようだ。テレビ番組の中で次々と提出される裏付けデーターや、映像(再現フィルムふくむ)を私が観ていないがゆえに、“現実”を受け入れることができないでいるのだ、とトーチャンは考えていて、番組をビデオに録っていなかったことを心からくやんでおられる。
“あの番組を観さえすれば”というわけだ。
しかし、考えてみれば、奇妙な話だ。
例えば、立場を逆にして、私が、
「トナカイが空を飛ぶのを見た! 海が割れるのを見た!」
などと言い出していたとすれば、どうなっただろう?
トーチャンは私の手足をふんじばって、強制的に病院に担ぎ込んだだろう。
(^_^;)
しかし、それがテレビ番組だったなら、トーチャンは受け入れるのだ。
私はトーチャンをバカにしているわけではない。
笑いものにしているわけでもない。
テレビの、想像を絶する破壊力について話しているのだ。
同じ時間に、同じ内容の番組を、地域共同体の内部のみなで共有するという圧倒的“正しさ”、揺るぎない“安心感”……。
正直、日本はもう駄目だと思う。
日本という島国が世界第二位の武力をちらつかせ(場合によっては行使し)つつ行う、高圧的な“国際貢献政策”がこれからアジア全体を席巻するだろう。
力ずくで相手をねじふせては、そこに日本企業が“国際援助”するために入り込み、

その国の労働力と資源を徹底的に食いつぶしていくという外交姿勢だ。

日本は国際的な勝ち組なのだから、負け組の国々の労働力や資源を食いものにする権利をはっきりと有するし、それが国際貢献というものだ。
そして、アメリカを別にすれば、日本は世界でも突出した軍事力をすでに装備している。
中国や北朝鮮などという国々も、日本の武力の圧倒的スケールの前では、少なくとも軍事的には、シラミ同然だ。
戦争も結局は外交手段のいち形態なのだから、はじめからシラミ同然に吹き飛ばされる運命にある戦争を、どこの国が仕掛けるというのか。

戦争を始めるとしたら、もちろん、日本である。

しかしそれはいつでも、防衛戦争であるだろう。
日本の言うことを聞かない国は、“日本を防衛するため”に、“治安維持”され、国民は“解放”され、その国の市民全員の“自由と平等”を軍事的に保障されてしまう。
解放され、自由を手に入れたその国の未開人たちは、日本のテレビカメラの前で感謝の言葉を並べ立てるだろう。

すべての筋書きが、できあがっている。

今こそ、アジア諸国は、対日本のために団結しなくてはならない。
一国一国ではとてもかなわないからだ。
アジア全体が団結して、日本を押しとどめなくては、押しとどめきれるものではない。
このままでいけば、遅かれ早かれ日本という国は、

経済的にも文化的にも大崩壊をきたすだろう。

おそらく、その崩壊は、不可避だ。
コイズミ大改革が始まって以来、国の借金は毎月2兆円から5兆円ずつ増えている。
返済する当てなどまったくないし、返済する予定すらない。
その借金は、どこぞの未開の小さな国に肩代わりさせればいい。
肩代わりさせるためには、行使できる軍事力が必要だ。
だから、改憲するのである。
このような社会システムは、自国の外にも内部にも

平等に冷酷だ。

金のためにひとを殺すことをためらわない連中は、殺されてゆくそのひとがどこの国籍だとか、どこの地域社会に属しているかとかは、いっさい関心をもたないのである。
ようは、会社が成長し、株価が上がり、税金をパチることができれば、なんでもいいのだ。
そのような国家は、最終的には内部崩壊をきたす。
日本というかなり図体の大きいひとつの国家が倒れ、それとともに猛然と沸き起こる土煙がかき消えれば、あとには何も残らない。
アフガニスタンやアルジェリアよりはましかもしれないが、ベトナムやタイよりはずいぶんと低い生活レベル、というものを今の日本人たちの立ち位置から眺めれば、これは、「何も残らない」と同義だ。
そして、ものすごい数の子どもたちが死んでゆくだろう。
これはまだ今は、近未来SFの架空の物語でしかないが、すぐ現実となる。
それも、かぎりなく近い未来だ。
ご愁傷様、と他人事のように言って、あとは暗い顔をしてその日を待つしかない。
(^_^;)
しかし。
もしも、アジア諸国が手を取りあい団結することができたなら、それは素晴らしいことだ。
日本国市民である私たちはすっかり蚊帳の外であるのが残念だが、それも自業自得だ。
アジアの同朋よ。
日本の有り様を他山の石とし、アジアの未来を切り開いていってくれたまえ。


-☆--

今日の新聞の1面に
「民団・総連が和解」
と大きく掲載されていた。
日本の国内問題とは思えない、なかなか希望の持てるニュースだ。
今の日本の雰囲気をひとことに要約するとすれば、

「他人は敵だ」

というような言葉になる。
しかし、他人は敵だ、などと言っているかぎり、建設的な明日、というものは見いだしえない。
それどころか、今の日本人のいったい何人が、「民団・総連が和解」のニュースを“国内問題”として受け止めることができているだろうか?
テレビは、「他人は敵だ」というのは事実であり、その厳しい事実をふまえた上で、今のこのような時代のただ中で、どうしたら明るい建設的な明日を見いだすことができるか、と我々に問う。
テレビは視聴者に“自発的決断”をせまりつつ、
「 その答えは、もしかしたらコイズ革命に身をゆだねることなのかもしれない」
と、言う。
答えはひとつ、その答えに対して、あなたにはYESと応じる自由と権利がある……。
日本人が共有する奇妙な“現実”。

 


*♪学校で何を習ったか♪(2006.5.17)


政府与党と名ばかり野党がそろいもそろって、教育基本法を改正するのだと連呼している日本の現在。
ここは歌でも歌って、気持ちを落ち着かせましょう。
今日のお歌は、トム=パクストンの『学校で何を習ったの』

いち、にの、さん、はい。
ららら。

「♪今日は学校で何を習ったの、私の可愛い坊や♪
 ♪今日は学校で何を習ったの、私の可愛い坊や♪
 ♪ぼくは習ったよ、ワシントンは一度もウソつかなかったって♪
 ♪ぼくは習ったよ、兵隊はめったに死なないって♪
 ♪ぼくは習ったよ、誰もが自由だって♪
 ♪今日、ぼくは学校で、そう習ったよ♪
 ♪ぼくは学校で、そう習ったよ♪
 ♪ぼくは習ったよ、警察官はぼくの友達だって♪
 ♪ぼくは習ったよ、正義は決してなくならないって♪
 ♪ぼくは習ったよ、たとえ僕たちがたまには間違いを犯すとしても♪
 ♪殺人者は自分の罪のために死ぬって♪
 ♪ぼくは習ったよ、僕たちの政府は強くなくちゃいけないって♪
 ♪政府はいつも正しくて間違ったことはしないって♪
 ♪ぼくたちの指導者が一番立派なひとたちで♪
 ♪そして僕たちはそんなひとたちを何度も何度も選ぶって♪
 ♪ぼくは習ったよ、戦争はそんなに悪いことではないって♪
 ♪ぼくは習ったよ、僕たちの戦った偉大な戦争について♪
 ♪ドイツやフランスで戦った戦争について♪
 ♪そしていつか、ぼくにもチャンスがあるかもしれないって♪
 ♪今日、ぼくは学校で、そう習ったよ♪
 ♪ぼくは学校で、そう習ったよ♪」


教育基本法を改正したがる政治家のみなさんの心の叫びを見事に歌いきった、実に名曲でしたね。
子どもたちの日常に関心を抱いている愛情あふれるお母さんの姿に、健康な子どもの会話が、温かい家庭の雰囲気を見事に描ききっていますね。
そしてなにより、学校教育は極めて重要だとおっしゃる財界ぺったり政治家のみなさんの熱い想いが、---何よりも本音が---ひしひしとつたわってきましたね。
よかったですね。

-☆--


本は買うために読むのではなく、読むために買うのである。
しごく当然なことなのだが、先日、部屋の隅から、山田詠美さんの短編集『晩年の子供』が出てきた。
まったくの未読だが、この単行本、たしか

10年以上前に購入した覚えがある。

もちろん、山田詠美さんに個人的な恨みがあるというわけではない。
むしろ、ショートケーキの上に乗っているイチゴを最後の楽しみとして食べるときのように、読みごたえがありそうな本をメインディッシュとして残していたつもりだったのだ、……10年前は。
(;^-^ゞ
そうやって、我が家のあちこちには、読まれもしないまま忘れられ、まさしくモズのハヤニエとなって埋もたままになっている本が何十冊とあるだろう。
……もしかしたら、何十冊どころか、100冊を超えるかもしれない。
(;^-^ゞ
我が家をくまなくほじると、色々と面白い本が出てくる。
しかも、モズのハヤニエは日々、追加されていく。
実に愉快な家だなあ、と、カッカッカッと腹を突きだし笑えば、本当に愉快な気分になってくる。
今月のモズのハヤニエには、まず、アーシュラ=K=ル=グウィンの
『天のろくろ』
が追加された。
この本は、今はなきあの伝説のサンリオSF文庫で発売されていたものを、「復刊ドットコム」が復刊したものだ。
実によい仕事をなさるな、「復刊ドットコム」。
同じくアーシュラ=K=ル=グウィンの
『ゲド戦記5・アースシーの風』
ひとくち、ひとくちと大事に読み進めた『ゲド戦記シリーズ』も最終巻だ。この本を読めば、あとは外伝を残すのみとなる。
10年後に発掘されたりして。
(^-^;A
村上春樹 翻訳ライブラリー/バースデイ・ストリーズ』
は、村上春樹さん翻訳のアメリカ文学短編集だ。
ラッセル=バンクス、ポール=セロー、イーサン=ケイニン、レイモンド=カーヴァーらの作品が収録されている。
レイモンド=カーヴァー作品は、『ささやかだけど役に立つこと』ではなくて、『風呂』が選ばれていた。
村上春樹さんは、カーヴァーの短編のなかでは、『風呂』『羽根』のような作品を特に好いてらっしゃるようなのだけれども、正直言って、この手の作品は私の好みではない。
私がレイモンド=カーヴァーの作品の中から選ぶとしたら、『菓子袋』とか、『ダンスしないか?』とか、『何もかもが彼にくっついていた』とか、このあたりだ。
しかし、村上春樹さんが、数あるレイモンド=カーヴァー短編作品の中から、『風呂』『羽根』を選ぶのは、理解できる。
とくに、村上春樹さんの作品を読めば、ああこういうのが好きなんだな、こう言うのが描きたいんだな、と思う。
そして、私が村上春樹さんのファンでない理由も、はっきりと自己確認できてしまうのである。
この短編アンソロジーにはラッセル=バンクスの作品も収録されている。

「現在のアメリカで、間違いなく、もっとも力のこもった小説を書く作家のひとりである。」

と村上春樹さんも書いてらっしゃるけれど、実際、これは事実である。
今は古本屋さんでしか手に入らないが、彼の
『大陸漂流』
は、アメリカ文学史上に残る傑作だ。
いわゆる先進諸国などと呼ばれている文化圏に所属しているひとびとすべてが、手に取るべき緻密で骨太な小説だ。
これほどの傑作が、今は絶版とは……。
ル=グウィンの『所有せざる人々』といい、『大陸漂流』といい、むしろ、傑作ゆえに絶版なのか。

「復刊ドットコム」さん、よろしくお願いいたします。

(^人^) オ・ネ・ガ・イ♪
このラッセル=バンクスというひと。

「新刊が出れば、なにはともあれ手に取って読みたくなる」

という村上さんのお言葉には、完全に共感する。
ということで、この本を購入したのだった。
(*^▽^*)
まだまだ、ハヤニエ候補は続く。
最近観て感動した映画の原作、ダグラス=アダムスのSF小説
『銀河ヒッチハイクガイド』
は、今、読み進めているところ。

「この惑星にはひとつ問題がある、というか、あった。そこに住む人間のほとんどが、たいていいつでも不幸せだということだ。多くの解決法が提案されたが、そのほとんどはおおむね小さな緑の紙切れ(ドル紙幣のことね)の移動に関係していた」

「たまには人に親切にしようよ楽しいよ、と言ったばかりにひとりの男が木に釘付けにされてから二千年近くが経ったその日、リクマンズワースの小さな喫茶店に座っていたひとりの若い娘が、いままでずっとなにがまちがっていたのかふいに気がついた。そして……」

『銀河ヒッチハイクガイド』第一ページからの引用だ。

SFはこうでなくちゃいけない

と私が思っているそのままの作品のようだ。
さて。
今月最後の超弩級ハヤニエ候補が、ノーム=チョムスキーの

『チョムスキーの「教育論」』

だ。
“「知の巨人」「米国の良心」”チョムスキーが語る教育論、と聞いて、購入しないわけにはいかないではないか、3990円もしてもサ。
f(^^;) honて高いね、私も売る側の人間なんだケド。
チョムスキーさん、例によって何も恐れることなく、最初の一文目からぶっとばしてます。
♪キンコンカンコ〜ン♪
おっと、学校のチャイムが鳴ったぞ。
えーと、チョムスキー先生の、今日の授業は何かな〜。
カリキュラムは、と……。

1時限め.学校の「自己家畜化」機能

ぶっ!!

「いまや学校は「共生」ではなく「競争」の場となり、「自己家畜化」の場になっている」

げぶげぶっ!!

チョムスキーさん、正論一本勝負!
( ̄个 ̄)
以前、ワタシもこの日記のどこかで、今の政府にとっての国家運営とは、国民を家畜とみなしたうえでの畜産業のようなものではないのか?という意味のことを書いたおぼえがあるけれど、そういう畜産業型社会システムを安定維持させていくための学校教育システム、という論点なんだな。
めっちゃ、するどいでんな。(←驚愕の関西弁)。

「良い教師は、生徒の学びを助ける最良の方法は自力で真実を発見するよう手助けすることだ。
たとえ、その情報や洞察力が権力のある人々には厄介なことになる可能性があるとしても。」

うええ、今の日本の教育システムとは真っ向から衝突してしまう過激思想だなあ。
「学校に教育を!」
「子どもたちに愛を!」
という願いは、ファシズム勢力の側から眺めれば、完全に否定されなければならない極左過激思想なのね。
冒頭で歌ったトム=パクストンの『学校で何を習ったの』という歌は、この本からの引用でございました。


-☆--

一日に300通ほど届くスパムメール。
一通たりとも開くことなく、……正直なところ開くどころかダウンロードすることすらなくメールサーバーからゼンブ削除させていだていております。
友だちのいない淋しい人生を歩んでおりますゆえ、安藤まどかさんのメールも中川志織さんのメールも春美さんのメールも、たちどころに

スパムと判明してしまう便利な暮らし。

春なのに、さぶいなあ……。
(´▽`;)
ところがこのたび、サイト
『N.TONOSAKI's Personal Station』
のN.TONOSAKIさんが、
安藤まどかさんのメールを開封なさった模様。

チャレンジャーやなあ。
(^_^;)
ちなみに私んとこのメールサーバーには、一日数十通の安藤まどかメールが届きます
(^_^;)
しかし、実在する(苦笑)だろう無実の“安藤まどかさんたち”は、大変な毎日をよぎなくされているでしょうね。
友だちにメールも送れやしない。



*九条やまと郡山発足(2006.5.13)


ただいま、玲子さんの
『時の王子』
という書籍のソフトカバー版を作成中。
ファンタジーものなので、そういうのが好きなかたは、楽しみにしてお待ち下さい。
しかし、児童書ということで、ルビの数が半端じゃない。
ルビというのは、ふりがなのことな。
玲子さん、自分の原稿に漢字を容赦なく使用して、そのほとんどすべてにルビを振れとの指令だ。
軽く、数百文字種はあるな。
それでも、写植の時代と違って今は楽だよね、パソコンのレイアウトソフトでちょちょいだもんね。
ちょちょいのちょいが数百も積み重なって、

今、漢字が猛烈に憎い。

てなことも思ったりするわけだけど。
(^-^;A
そういう地味な仕事に明け暮れつつ、行って参りました、

『九条の会・やまと郡山 発足の集い』

ふりがな振るのも大事だけど、子どもたちに平和な日本を残すのも、ムチャクチャ大事だからな。
300席のホールにおよそ250人ほど集まっていたようだから(私のウオッチングによる当てにならない算出)、ま、第一回とすれば、なかなかの成功ではなかったでしょうか?
私、安斎育郎先生の講演を聞くのは初めてだったんだけど、いや〜、すんごい面白いのな!
失礼な話だけれど、私、こんなに面白いお話が聞けるとは思わなかったです。ごめんなさい。
(^∧^)ゴメンナサイ。
安斎育郎先生、アメリカのオーバービー教授や、ノルウェーのヨハン=ガルトゥング教授ともお友だちだそうでして、なんか、もう、尊敬しちゃうわあ。
と、そろそろふりがな打ち込み作業に戻らなくちゃいけないので、いきなり結論を書くけど、みんな、テレビと新聞に騙されないように。
子どもたちの未来がかかってるんだかんね。
平和運動が苦戦するのは何でだと思う?
ときおり、ビックリするほど盛り上がることもあるけれど、長い目で見れば、平和運動チームはシーズン最下位。
誰もが平和に暮らしたい、隣近所となかよく暮らしたい、と思っているはずなのに、どうしてこうなるん?
それは、相手が国家というスーパーチームで、こっちの寄せ集め貧乏チームじゃどうしてもかなわないから、とみんなけっこう思っているでしょ?
コイズミさんはスーパー選手と思ってる?
はは、コイズミさんの実体って、公人としてまともな日本語も話せない、どうしようもないレベルの選手ですよ。
まあ確かにそれでも、国家となれば相手は強大だけれど、平和運動が連敗につぐ連敗続きなのは、別の理由があるのよ。
平和を心から望むひとだけに、連敗の理由を教えちゃる。
あのな。
平和運動チームのユニフォームを着た、相手側の選手が潜んでいるのさ。
味方と思っていたら、実は相手側だったという選手が、チームの中枢に潜り込んでいる。

関ヶ原の戦いでいう、小早川秀秋な。

その選手とは、もちろん、マスコミだ。
はっきり言っといたる、テレビも大手新聞も、民衆によりそう民衆の大敵じゃよ。
国会議事堂前で座り込みなんてしても効果はないんですよ。
そのかわり、ためしにいっぺん、

テレビ局を座り込みで包囲してみ?

(^-^;A
連中、大慌てで、座り込みしているひとたちをテロリスト呼ばわりするから。
まあ、間違いないね。
座っているだけなのにな。
私たちは、生きていくうえでの判断のよりどころを、メディアに全面的に依存している。
サッカーで言えば、ゲームメーカーね。
すべてのボールが、メディアを通じで配球される。
でもな、そのゲームメーカーが、自チームのユニフォームを着た相手側の選手だしたら……。

そりゃ、全試合、負けますわな!

(^_^;)
まあ、私が何言ってもテレビにはかなわないので、これくらいにするとして、安斎先生のお話は、ぜひ、機会を作って聞いてみてくだされ。
私も、行きます。



*DVD情報と最近甘えてる生きる悲しみ(2006.5.9)


最近クラシック音楽を聴くことがめっきり多くなっているが、ひさしぶりにノリノリのダンスミュージック、いわゆるディスコサウンドをガンガン聴いた。
誰の曲かって?

ダンスマン

(^_^;)
「70〜80年代のダンス・ミュージックの名曲の良い部分を損なわないために、原曲の歌詞の語感を大事にオリジナルの日本語をつけ歌うアーティスト」なのだそうだ。
この、オリジナルの歌詞、というのが傑作なのだ。
原曲『IT'S TIME TO PARTY NOW』が、ダンスマンにかかると、

『漢字読めるけど書けない』

という曲になってしまう。
(;^_^ A


♪手紙を書こうとして漢字で
♪「あいさつ」って書けないことに気づいた
♪「えんりょ」や「ていねい」なんて字も
♪ぼやけてはっきり出てこない♪


かっこいいダンスミュージックに、こんなヘンテコな歌詞の組み合わせ。
シビレる〜。
ちなみに、私も挨拶っていう字、書けませんでした。
(´▽`;)
原曲『A NIGHT TO REMEMBER』
は、

『甘えている円盤』
になる。
(^-^;A


♪最近あまり聞かないよ UFOォ〜
♪そんなんじゃ 信じるのやめちゃうぞ

♪全然 出ない このごろ少し甘えている円盤
♪全然 出ない このごろ少し甘えている円盤〜♪


Photoshopなどの高性能フォトレタッチソフトが一般化して、逆に

トリック写真作りにくくなったからなあ。

円盤受難の時代。
(;^-^ゞ
ダンスマンの曲(というか歌詞の世界)って、ちょっと、カラスヤサトシせんせの漫画の世界と通じるものがある。
日常のちょっとした場面の使い方とかね。
ただ、カラスヤせんせの作品にあって、ダンスマンにないものがある。それは

生きる悲しみ

だ。
私は、生きる悲しみ文学収集家である。
生きる悲しみというものがなかったら、どうやって生きていけばいいのかわからない。
生きる悲しみというものがなかったら、どうやってひとを愛すればいいのかわからない。
……みなさんはどうですか?
カーヴァー、アン=タイラー、エイミー=ヘンペル、ボビー=アン=メイスン、カラスヤサトシせんせ、etc.etc.。
どれも、不純物なし、まじりっけなしの本格的生きる悲しみだ。
カラスヤせんせの作品を読んで、生きる悲しみに出会い、私は安心する。
カラスヤせんせの漫画作品のどこが生きる悲しみなのですか?と問われても、何コマ目のここ、と答えることはむずかしい。
ギャグ漫画でありながら、作品全体にしみわたるように広がっている極めて上質な生きる悲しみ。

素晴らしい。

カラスヤせんせ作品掲載誌である月刊アフタヌーン誌に、毎月「単行本化嘆願はがき」を送るのも、カラスヤせんせの生きる悲しみを所有していたいがためである。
“残りものの年賀状で、単行本化を嘆願する不まじめなひとがいます”などと編集部に言われちゃったけれど。
カラスヤせんせの作風を考慮に入れての残り物年賀状なんじゃよ、わかれよ。
(≧◇≦)/
ダンスミュージックから、いつのまにか漫画の話になってしまった……。
ま、いいか。
(;^-^ゞ
今、私たちの生きる悲しみは、私たちが知らない誰かが、無理を極めた形で背負っている。
いわゆる先進諸国のひとびとの生きる悲しみは、パレスチナやイラクの、アフリカの、中南米や東南アジアの貧しき子どもたちの背中に投げ出されている。
私たちはこの一連のサイクルを、

グローバリゼーション、

と呼ぶ(なにひとつグローバルじゃないのにな)。
パレスチナの子どもたち、アフガニスタンの難民は、地球規模での負け組であり、私たちの生きる悲しみは、彼らにすべて丸投げにしてしまえばいい、という考え方。
生まれながらに、生きる悲しみを背負いつつ、

短い人生をのたうち、そして死んでいくひとびとがいる。

生きる悲しみなんて、いらない。
見たくもない。
考えたくもない。
私たちはそう考えているのだ。
二重に、馬鹿なことを……。
人間ひとりぶんの生きる悲しみは、そのひとにとって、かけがえのない宝物だというのに。
その宝物である生きる悲しみをすべて他人に押しつけて、消費と所有、それにともなう快楽を、私たちは、これこそ“幸福”なのだと思い込んでいる。
気分というものはたえず移ろうものだから、快楽は結局、私たちを裏切る。
しかし、私たちはこう自分を慰めるのだ。
「アフリカの飢えた子どもたちよりはましだ。何もないより、快楽があるだけ、まだましだ」
何かおかしい、どこか奥深いところで渇いていると感じつつ、小首をかしげて今日も“幸福”を消費し続ける。
カラスヤせんせの漫画を読んで、よーく考えたほうがいい。
生きる悲しみを、取り戻せ。


-☆--

ちょっと青ざめている。
6月の映画新作DVD
のラインナップを見てしまったのだ。
5月27日に発売の
『バフマン・ゴバディ DVDBOX』
は、すでにもう予約している。
ボックスに収録されている『亀も空を飛ぶ』は、映画史上に残ってもいい傑作だ。つーか、映画史上に残る映画以上の映画だけどね。
このあと、ラース=フォン=トリアーのプロデュース作品、
『ディア・ウエンディ』
が6月2日に発売される。
世界じゅうから大絶賛を受けた
『ロード・オブ・ウォー』
は6月9日に発売されるという。
とどめは6月23日。
イラン映画に負けないクオリティーの作品を2作続けて発表したベルギー人、ダルデンヌ兄弟(実にすごいことです!)の最新作
『ある子供』
&マイケル=ムーア、チョムスキー、ナオミ=クラインら、映画史上かってない

超豪華キャスト☆ドキュメンタリー映画

『ザ・コーポレーション』
キタワァ〜!
って、お財布からっぽやっちゅうねん!
llllll(-_-;)llllll
いやあ、『ザ・コーポレーション』は、DVD化を心配しておったのだが、無事でしたか。
メディアによる世論コントロール、そしてなにより、大量生産社会を支えるための大量消費活動に鋭いメスを入れる映画だったから、DVD化は無理なのではないかと、ずっとやきもきしてた。
ほっ。

「無事なのか」
(映画『マラソンマン』に出てくる元ナチのこわ〜い医者の台詞)。
(;^-^ゞ
どうする?
どうするつったって、買うしかないわなあ、DVD。
6月はDVD祭りだな、こりゃ。



*『着飾る犬たちと青春の幻影(2006.5.6)


外崎則夫氏のサイト『N.TONOSAKI's Personal Station』
の大人気コラム
『がんばれ!!ゲイツくん』
最新号がアップされております。
海兵隊の基地のお引っ越し費用を日本が、負担するというお話の続編。
外崎さんのソースでは、引っ越し費用が9000億円、私が聞いた金額は1兆1800億円だったのですけれど、けっきょく

3兆円

ということで落ち着いたという……。
(;^_^ A
テレビでラムズフェルドさんが、「日本は歴史的な判断をした」なんて大喜びしておりましたが、いや、確かに歴史的だと……。
(;^_^ A
なんつっても、3兆円ですぜ、だんな。
ワシが米軍基地だったら、毎日だって引っ越ししたいよね。

「06年度予算では財政難を理由に、所得税・住民税の定率減税の全廃、介護保険料引き上げ、医療保険制度の改悪、などで
二兆円ほどを増税する予定
になっていますが、この移転費用の捻出を取りやめるだけでこれをカバーして十分お釣りが来るんですけれどね。」

それにしてもコイズミ君も最後の最後でやってくれますね。地方では数十万の予算が付かないために苦しんでいる自治体も山ほどあると言うのに、まぁ
元々アメリカの犬が生き甲斐の人
だから仕方が無いかもしれませんけれどね。」

仕方ないと言っても、コイズミさんはブッシュさんに頭なでなでされて、ハアハア舌だしているだけだからいいけれど。
金だすのはわしら国民。
ほんと、たまったもんじゃない。
あなた舌だすひと、わしら金だすひと。
くそったれ構造改革で日本経済大破綻の巻!
「痛みに耐えて構造改革」なんて、コイツ、人の心があるんかいなとずっと思ってきたけれど、

犬ならひとの心ないわな、最初から。

(^-^;A


-☆--

パソコンのマウスが壊れまして。
新しいマウスを購入しようとしたのですが、最近はワンボタンのマウスを手に入れるのが非常に難しい。
この日記を続けて読んで下さっている奇特なかたならもう御存知でしょうが、私は旧Mac使い。
それも、マウスはワンボタンマウスじゃないと絶対ゆるせないという、

旧Mac武闘派、

もしくは

旧Macひいきの引き倒し派

なのでございます。
以前、サードパーティ製品で、光学式である以外は旧Mac角マウスの完全復刻版が出ていたはずなんだけれど、どうもみつからない。
この角マウス、形や手触りはもちろんのこと、重量やクリック感まで完璧に再現したという

マニアックなすぐれ物

で、うちのカーチャンが愛用している。
しまったなあ、予備にもうイッコ買っておくんでした。
最近のアップル純正マウスは、スクロールボタンがついてるの。
スクロールボタンがついてるということは、ワンボタンマウスじゃないということなのでございます。

「画面の移動は自由自在
1本の指だけでスムーズかつ正確にカーソルを移動できるスクロールボールを搭載したMighty Mouse(←純正マウスのこと)は、360度、自由自在にスクロールできます。」

だってさ。

「Mighty Mouseの滑らかなトップシェルに隠されたタッチセンサーで、クリックした場所が感知されるので、1マウスボタンを2マウスボタンのように使うことができます。


「市販の他のマウスと異なり、Mighty Mouseは、Mac OS X Tigerとの連係を意識して開発されました。感圧サイドボタンをクリックするだけで、Dashboardが現れます。Expose´を使ったウインドウの表示、非表示、選択も同じように簡単です。」

あーあーあーあー、新機能、新機能、新機能!
そうりゃそうだよな、製品に新機能を盛り込めば盛り込むほど、株価があがるんだから。
とりあえずつめこんでおきゃあいいんだよね、新機能を。
Macと接続されたユーザーは、その創造力を建設的に社会に還元していくべきであり、Macはユーザーに「協力すること、笑うこと、楽しむこと」を具体的な形で指し示さなくてはならない、---などという堅苦しいお題目は、きれいさっぱりかき消えた。
「感圧サイドボタンをクリックするだけで、Dashboardが現れます」
だと?

おまえはいつから運動図になったんじゃあ!!

(Mac武闘派の雄叫び炸裂)。
(;^_^ A
Mac開発プロジェクトという偉大な革命精神を、ブランドイメージとして巧妙に着飾ってみせるいち企業。
Macひいきの引き倒し派の私は、

かわいさ余って憎さ5万倍!

の心境でございます。
重量やクリック感まで完璧に再現した復刻マウスがどうして私のような一部武闘派の間で話題になったかというと、必要のないむなしさ極まる新機能の押し売りとはまた次元の違う価値が、そこに存在していたから。
長時間の作業でも手首に負担のかからないマウスの適切な重量とは?
軽ければいいのか? 軽いだけでは駄目なのか?
右利きのひと、左利きのひと、まったくの初心者。それらを考慮に入れた場合は、当然マウスボタンはひとつであるべきだ、とMac開発プロジェクトにかかわった当時のひとたちは考えたし、私は、当時の彼らの考え方のその立ち位置をなによりも尊重し、尊敬しておるのでございますよ。
現在の林檎社のカリスマ☆詐欺師CEOに、私はひとこと言いたい。

「Macの反逆精神はファッションとちゃうんじゃあ!! 株価なんて知るかあ!!」

輝けるMacOS8.1。
新機能、性能向上なんて、ほっといたって実現するんだよ、資本主義社会なんだから。
大切なのは精神だ。
MacOS8.1こそ、本当に価値ある製品。
しかし、MacOS8.1も今となってはただの幻。
あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影。

「メ〜テル〜〜!!!!!」

万感の思いをのせて汽笛がなるわな。
(^_^;)
「消費することに価値観を置く人々を作り上げること」を目的としたシステムの内部で、あの美しい精神も見事に貨幣の排泄物。
地球人類って、ほんと、自らを不幸にする奇妙な生き物ね。



『陰々滅々SFショスタコーヴィッチ』(2006.4.27)


今年はモーツァルト生誕250年目に当たるそうなのですが、

ショスタコーヴィチだって生誕100年目

のはずなんですよね。
なのに、どこのCDショップもモーツァルト一色。
もう少しショスタコーヴィチもフィーチャーしてあげてもいいのに、と個人的には思っております。
今の日本の内側で暮らしながら、モーツァルトなんてしらじらしく感じてしまって聴いてられない私(モーツァルトさんが悪いわけじゃないんだけれどね)。
文明の発展と市民革命の掲げる理想を心から信じて疑わないモーツァルトやベートーベンの音楽って、2006年の今の時点で聴くと、リアリティがないんだよ。
ま、そこがクラシックのよいところ、とも言えるのだろうけれど。
モーツァルトが41曲も交響曲を書いてからその後、第一次世界大戦があって、戦車やら毒ガスやら空爆やらがあって、

モーツァルトが一生のうちに書いた音譜の数くらいに人が死んだんだ。

モーツァルトさんもびっくり、科学の力。
そのすぐあとに第二次世界大戦があって、アウシュビッツや原爆があって、

モーツァルトが一生のうちに耳にした音譜の数に匹敵するくらいの数の人が死んだ。

モーツァルトさんもびっくり、もっと科学の力。
ふたつの世界大戦の前後も、人類はずうっと戦争をしていて、国は企業をコントロールできなくなり、大量殺人兵器を売りさばくために戦争は続く。
不正、泥棒、詐欺行為に「理想」「改革」というレッテルを貼るのが政治家の仕事だ。「理想」「改革」という言葉は現代社会では一種のマントラであり、テレビを通じて唱えれば、国民はすべてを受け入れてしまうのだ。
モーツァルトさんもびっくり、心理学とメディアの力。
今の日本には、ショスタコーヴィチの陰々滅々とした音楽が、やんなるくらいマッチするのであります。
何度でも言うけれど、ショスタコーヴィチとバルトークの音楽は、クラシックではない。
2006年の地点に立つ私の体を打ち抜いて、さらに未来へと延びている。
陰々滅々SFショスタコーヴィチ。
ものすご、苦くて重たい音楽だけどな。
しかし、シベリウスの後期作品のような苦さでもない。
めっちゃシリアス!
目覚めていきなり、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲なんてヘビーに聴いた朝には、

ああ、21世紀なのだと気分盛り上りまくり。

たっぷり気分も盛り上ってきたところで。
竹島問題とやらで、韓国ともめているそうですね、ウチの国。
とどのつまりは領土問題なんだけれど、この件について見知らぬかたがたから色々メールをいただいております。
まあ、この件に関しての私の意見は、たったひとつきり。
「両国の国民が、じっくり時間をかけて話しあっていければいいなあ」です。
そうだなあ、日数にして

200年くらいどうかちら?

(^_^;)
いつの日にか、日本も韓国もなくなるし、アメリカもイラクも中国もなくなるし、人類も滅びますから、平和的に話しあえばいいんですよ、領土問題なんて。
こうしているうちにも、月はどんどん地球から離れていっております。月はやがて地球の引力の束縛を逃れて、宇宙の大海原に旅立つでありましょう。
バイバイ、ウサギちゃん。そして餅つきの道具たち。
地上にへばりついたように生きる私たちが見上げるお月さんは、どんどんどんどん小さくなっていっております。ユーミンの名曲に『14番目の月』というのがありますが、そのうち針でついたような大きさになって、やがて見えなくなる。
0番目の月になっちゃう。無の境地ですな。
島いっこで殺気だつ必要もありますまい。
このまま行けば審判の日もすぐそこ。
人類の歴史はどん詰まり。
人類が滅びてから何万年後のことかはわかりませんが、海も干上がり、地球上からはすっかり生命が存在しなくなる。
太陽も冷えて、ただのバカでかい石っころ。
そして、銀河系最大の大イベント、

アンドロメダ星雲との正面衝突!!

グルグルと撹拌された星々が宇宙にパッと散って、それも大海原に滴り落ちた一滴のミルク。
一瞬の見物。
打ち上げ花火。
とはいえ、けっこうな宇宙的イベントでしょうけれどね。
ドンと花火がうち上がって、太陽系も銀河系もばらんばらん。
長い間お疲れさまでした。
だからわしら人間は、安心して領土問題を話しあえばいい。
苦しむ必要も悩む必要もないし、脅したり、殴ったり、殺し合ったりする必要もない。
私たちはいつも必ず最後に
「さようなら」
を言いさえすればいい。
ひとに対して。
お月さんに対して。
地球に対して。
今ここにあるすべてが、かけがえなく、素晴らしい。


-☆--

我々地球人がいま、もっとも注目すべき文学ジャンル、SF。
こんなコンテンツを見つけました。

漫画で読む「ドラえもん最終回」

ネット上をうろうろしているうちに見つけたページなんですが、誰が作ったんでしょうね?


-☆--

情報。
バフマン=ゴバディ監督のDVDボックスが6月に発売されます。
2本しか入っていないのにボックスと呼んでいいのかどうかはわかりませんが、
『亀も空を飛ぶ』
入ってます。
ぜひ観てくだっさい.。


-☆--

イヴィツァ=オシム監督発言の最新号。
サンフレッチェ広島戦後のインタビューが来てます。
どぞ。

「アメリカがもし囲まれた国で、何も情報がわからなければ、私たちはアメリカの中で何が起こっているのか知ることができない。しかし、今日の試合は、囲まれていない。誰もが見ていた。だから、私がコメントすることはない。皆さんも見えていましたよね?」

オシム監督が何を言っているのか、わからない記者も確実にいるだろうな。
サッカーの試合のことを訊いているのに、とっぴょうしもなくアメリカの中で何が起こっているのか知ることができないって、なに?
……。
ワシは、オシム監督が言おうとしていること、わかるよ。
……そうか。
オシム監督は、マイケル=ムーアの映画

『華氏911』を観ていたのか。



何も情報がわからなければ、私たちはアメリカの中で何が起こっているのか知ることができない。」

記者の皆さん。
オシム監督の鋭い批判を、批判として受け止めておりますか?



*『オシム☆お説教☆語録』(2006.4.25)


あなたは知っているか。
私は最近になって知った。
Jリーグ・サッカーチームのジェフユナイテッド市原・千葉のオフィシャルサイトには、私の敬愛するイヴィツァ=オシム監督のページが存在するのだ。
その名も、

「オシム語録」

うへえ、泣きそー。
3月21日、清水戦の試合前のミーティングでのお言葉を、つつしんで引用いたします。
オシム監督、どぞ。
(オシム監督がのそりとあらわれる。うんぎゃあ、おおっきい〜。私の身長は180センチあるけれど、それよりも10センチ以上おおっきい〜。顔もこわい〜!)。


「君たちは何か勘違いをしている。」

(;∇;) オコラリタ


「自分だけが良い生活をして、良い車に乗っていれば良いということは

絶対にない」

(._.) ハイ……。


「サポーター・街・市原市・千葉市のためにも最高のプレーを……


……。
オシム監督が「君たちはなにか勘違いをしている」と言うとき、おそらく、日本国民全員に向けてお話してらっしゃるんだろうなあ、と思うの。
オシム監督が「サポーター・街・市原市・千葉市のためにも」と言うとき、本当は、「日本全体、世界全体、人類全体、地球全体、宇宙全体のためにも」とおっしゃりたいんだろうなあ、と思うの。
めっちゃ皮肉屋さんのくせに、ものごっつロマン主義者やもんなあ、オシム監督。
ブッシュさんやコイズミさんが提唱している偽物グローバリズムとは違う(つーか、あれって「反グローバリゼーション」としか呼びようがないっす)、本当の意味でのグローバリズムですね。
いいなあ。
オシムさんにおまかせしたら、よい国ができそうだなあ。
もう、こうなったら、ためしに国いっこ、オシム監督にまかせてみてはどうだろうか?
f(^^;)
いや、けっこうマジよ。
コイズミさんの改革が始まって、日本は毎月

数兆円ずつ赤字を増やしているし、

返す当てもまったくナッシング。
その数兆円の赤字はどこに行ったかというと、

政府与党お役人と大企業のお金持ちのぽっぽのなか。

あとは野となれ山となれ構造改革。
自分だけが幸せになれ劇場。
そりゃ、毎月数兆円もぽっぽに入ってくるんだから、新聞見開きぶち抜きで広告だすわなあ。

「改革をとめるナ」

って。
(´▽`;) ナ〜……。
このままじゃあ、日本の大崩壊は目に見えている。
だったら、オシム監督に色々ご指導してもらったほうがいいじゃん。
いきなり日本国を任せるのは怖いというなら、

千葉市原を独立国家にしてしまえば?

ニッポン全国つつうらうらが地獄絵図と化したとき、千葉市原のひとたちだけでも救われるなら、まあ、ナンボかましじゃん?
未来を「市原国民」に託して! 日本国籍を持つわしらは、選挙の投票用紙にあの連中の名前を書いたことを後悔しつつ、ファシズムの荒波に呑まれましょうぞ。
(^_^;)
お金のにおいにさそわれて、わらわらと集まってきたコイズミチルドレンたち。
それを英雄扱いのテレビジョン。
テレビを運営しているのはお金持ちだし、ようは、ぜんぶぐるってこと。
みんなで輪を作って、さあ、やまわけだ、やまわけだ。

♪やっほ (やっほ)
♪やほほほ (やほほほ)
♪月が (月が)
♪出れば (出れば)
♪おいらの (おいらの)
♪ものさ (ものさ)


ゴウツクども!
ワシからも言わせてもらうよ。

「君たちは何か勘違いをしている」

以下、オシム監督語録と同文です。
はい。


-☆--

ふと気がつくと、第52回青少年読書感想文全国コンクール応募要項の対象図書が発表されましたが、その高等学校部門に木村元彦著の
『オシムの言葉〜フィールドの向こうに人生が見える』
が上がっておりました。
ええど。
高校生諸君、良質なSF小説(ヴォネガットとか、スタージョンとか、P=K=ディックとか、そーゆーの)と、この『オシムの言葉〜フィールドの向こうに人生が見える』はぜひ読みたまえ。
私が保証する、実によい本だ。
実に読みやすい本でもある。
某ナカソネさんの愛読書は、アドルフ=ヒットラーの
『我が闘争』
だったりするが、高校生諸君、くれぐれも

こんな大人にならないように!

何を愛読してもそれは個人の自由だけどね。
アドルフ=ヒットラーを座右の書にするようじゃあ、あなたたちの人生が台無しになるばかりか、社会共同体の全体が危機にさらされちゃうから。
まあ、選挙のたびにこういう連中に投票するワシらがアホウなんだけれどね。
(´▽`;) ハンセイ……。



*『ヴォネガット地球上での最後のお話』(2006.4.21)


カート=ヴォネガット大先生が、「金をもらって行う最後のスピーチ」を行ったそうだ。
カート=ヴォネガット大先生も83歳だ。
地球上の生きているもっとも偉大な文学者、SF作家、ペシミスト、ユーモリスト、ヒューマニスト、ロマンチスト、リアリスト、ソーシャリスト、コミュニスト……こんな人物、マーク=トウェインの時代まで遡らなくては出会えないよ。
長生してください、大先生。
サイトの管理人さんが、リンク引用自由、とおっしゃられているので、お言葉に甘えて、引用しまくります。
ありがとうございます。
f ^ ^ *)


「私は今、世界の終わりに関する小説を書いていますが、世界は本当に終わろうとしてるんですよ!石油中毒のおかげでますます住み難くなっている。ブッシュも同じことを最近言いましたな。盗作で訴えないといけません。」


うおお、ヴォネガット先生、

絶筆宣言を撤回ですか!

先生の新作をまた読むことができるなんて!
もー泣きそー。
そして。
大センセもムーアの映画をご覧になってらしたのですね。

「皆さんの大半がそうしたように、私もマイケル=ムーアの「華氏911」をすでに観ている。
作品タイトルはレイ・ブラッドベリの偉大なるSF小説「華氏451」のパロディである。ついでながら、この華氏451という温度は、書籍を作る紙の発火点のことだ。
ブラッドベリの小説中のヒーローは、本を焼くのが仕事という公務員である。
本を焼くといえば、図書館員の方々に祝辞を言いたい。
肉体的にはそれほど剛健でもなく、政府とのコネもなく、金持ちでもない彼等は、民主主義に反する横暴な連中が、書棚からある種の書籍を取り除こうとするのを断固として阻止し、その書籍を借りた顧客の個人情報を思想警察に受け渡すことを拒否している。
私の愛するアメリカは未だ存在しているが、それはホワイトハウスや最高裁や上院や下院、メディアの中にはもはや見当たらない。
私の愛するアメリカは、公立図書館の受付デスクに存在しているのだ。」

(。;_;。) ヴォネせんせい……。


「ブッシュとヒットラーの唯一の違いは、ヒットラーは選挙で選ばれたという事です。
もう皆さんも良くご存知のように、選挙は盗まれたんですよ。この土地(オハイオ州)でね。
そんなわけで、ワシントンに国民の代表者は居ないのです。労働者の影響力なんて全くない。」

(。;Д;。) ヴォネせんせい……。


「工場もなくなってしまいました。一体何処に働き口があるんでしょう?なすすべもありません。昔の生活手段が全て奪われたセミノル族(先住民族)に“一体何をやってたんだ?”と聞いてみるといい。」

(。;△;。) ヴォネせんせい……。


「互いに親切であれ。礼儀正しくあれ。喜ばしい瞬間は声に出して感謝しよう。“これが素敵でなくて、他に何がある?”

(。;▽;。) ヴォネせんせい……。

「まだお気づきでない方のために言っておくと、選挙で選ばれていないわが国の指導者は、ただ単に宗教と人種を理由にして、何百万もの人類から人間性を奪ってしまった。私たちは思いのままに彼等を傷つけ、殺し、拷問し、収監した。
そんなの朝飯前さ。
まだお気づきでない方のために言っておくと、私たちは宗教や人種という理由ではなく、下層階級の出身というだけで、自らの兵士達から人間性を奪ってしまった。
どこにでも兵隊を送り出せ。何でもやらせればいい。
朝飯前さ。」

(。;□;。) ヴォネせんせい……。
今、私の住んでいる日本では、政府と財界が総力を上げて、下層階級作りにやっきになっております。その次はもちろん、
「どこにでも兵隊を送りだせ。何でもやらせればいい」
になるんですよね。
日本のマスメディアはこれを、「コイズミ日本☆改革ロック魂」などと呼んでおります。
小便ちびりそうなくらい怖いです。
アゴがはずれるくらいバカらしいです。

「比類なき先達であるアインシュタインとトウェーンのように、私もまた人類には絶望しはじめている。そして、お気づきの方もあるかもしれないが、私が冷酷な戦争機械に降参したのは、これが初めてではない。」

(。;ω;。) ヴォネせんせい〜。



-☆--

すんごいSF映画をDVD観賞しました。
『銀河ヒッチハイクガイド』
どれだけすんごいかというと、オープニングの5分間でいきなりキルゴア=トラウトの『踊るアホウ』をぶちかまして、ヴォネガットの『タイタンの妖女』からフレデリック=ブラウンの『星ねずみ』、スタージョンの『昨日は月曜日だった』でしめくくるというものすごさでございます。

うきー!! こんなにものすごいんなら、劇場に行けばよかったああ!!!

( ̄曲 ̄) んぎ〜!
みんな、ぜひ、観ようね。
みんな、もっとSFに関心をもたなあかん。
人類がこれからどうなるか、どうすべきなのか、本気で考えなくちゃいけないときがやって来たのだから。


『叔父は、そんな至福の瞬間にはかならず声に出してこういえ、とわたしに教えました。「これがすてきでなくて、ほかになにがある?」』

(カート=ヴォネガット『タイムクエイク』)

思わずのけ反るすんごいオープニング、「イルカの歌」のflashアニメ発見しました。
英語歌詞付きです。
でも、映画を未見のひとはみちゃだめよ。
損するから。
ミステリー小説をラストのページから読んではいけません。
(*`ε´*) ネタバレ禁止。



*『オドーを大統領に(首相でもいいよ)』(2006.4.18)


ベトナム戦争後期のころ。反戦運動に燃え上がったアメリカの若者たちは、旗をふりふりホワイトハウス前を行進したそうです。
その旗にはこう書かれていたそうな。

『ガンダルフを大統領に』

あー『指輪物語』に出てくる、あの魔法使いのことね。
ガンタルフね〜。
ちょっと微妙な気もするけれど、あの、ほら、なんていったっけ、ウンコと似た名前のひと、ほらあれ、そう、

ニクソン

さんでしたっけ、あれよりはずいぶんましな選択かもしれません。
(;^-^ゞ
しかし、ガンタルフを大統領なんて、さすが「天使は実在する」と本気で信じているひとが人口の半数を超える国だわい。
メルヘンの森にガンタルフを求めて、藪のなかで道に迷ったアメリカ国民が大統領に選んだのは、な〜んとブッシュさんだったというオチ。
(´▽`;)
つーか、大統領にはガンタルフよりも適任者がいると思うんだよね。このひとですよ、

チャーリー=チャップリン

めっちゃ面白い大統領選挙になるよな!
"o(^▽^)o
いや〜、本当のおすすめは、ライア=オドー=アシエオだったりもしますが、オドーつったって誰も知らないから。
(;^-^ゞ
オドーは、東北地方のお父ちゃんのことじゃないよ。
『所有せざる人々』『革命前夜』のオドー主義者のオドーです。
あ、やっぱ、知りませんよね。
(;^-^ゞ

人間が人間を所有しない世界をみんなが本気になって実現させて、さらに数千年がすぎると、いったいぜんたい世の中どーなっているでしょ〜か!

というSF小説なのだ。
アーシュラ=K=ル=グィンの最高傑作。
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』にも肩を並べる、文学史上もっとも重要な小説のうちの一冊だと個人的には思っておるんすけど、図書館などでみかけたら、いっぺん読んでみてください。
ラストの感動は、ほとんど宗教的恍惚と呼んでもよいほどのものでございますよ。
と。
ネット空間をふらふらさまよっていたら、このようなページを発見しました。

『ル・グインキャラクター人気投票』

シェヴェックが5位あたりをうろついているところに、地球人類の危機感の薄さが現れているとも言えるかもしれませんが、『ゲド戦記シリーズ』の人気の高さを考えますと、ずいぶん健闘しているとも考えられるのではありますまいか?
(あ、シェヴェックは、『所有せざる人々』の主人公です)。
私がいちおしの大統領候補、オドーは、どんじりを突っ走っております。
(;-_-ゞ


-☆--

違法・悪質取り立てを続けていたサラ金大手「アイ○ル」の1700店舗すべてに対して、業務停止命令が下された。
せえの、はいっ

♪どうする「アイ○ル」〜♪

(^_^;)
私の周りでは、
「一部上場企業なのに、そんな違法取り立てをするなんて信じられない!」
という声が、いくつもあがっている。
はは。

「アイ○ル」が、どうやってあんなにでっかくなったと思ってるの? 想像してごらん? イマジンしてごらん?

ほら、わかったでしょ?
(^_^;)
業務停止命令が出てから、そうだったのかと、ひとびとは驚いている。
ひとびとが毎日あきもせずに観るテレビCMから受けるイメージと、「アイ○ル」の実体とは、あまりにもかけ離れすぎているのだ。
実は「アイ○ル」の違法取り立ては、もう何年も前から問題になっていたのだけれども、テレビや新聞が報道し始めたのは、ことここにいたってから。
それまでは、ありがたいスポンサーさまの「アイ○ル」のテレビCMが、茶の間にガンガン流されてきた。
いたいけなチワワの顔つきと「♪どうする「アイ○ル」〜♪」のフレーズ。
あなたが不測の事態におちいったとき、そのときは「アイ○ル」を利用すればいいのです。あなたのライフスタイルは徹底的にあなた自身のものでなくてはなりません、うつろいゆくあなたの気分はそのつどごとに満たされなくてはなりません、あなたの物語はハッピーエンドでなければなりません、さあ、どうしますか、とテレビは語りかける。どうする、という問いかけのその先には、「アイ○ル」のブランドがある。
「アイ○ル」のブランド、それは、

「あなたのライフスタイルを支援していきますよ」

というメッセージをシンボル化したものだ。
あなたのライフスタイルに「アイ○ル」のブランドは関心を持っており、あなたがあなたらしく生きていくことに強い興味と好意をよせている、と、テレビCMはあなたに伝える。
「あなたを見つめ返している無防備なチワワとあなた自身のライフスタイルを、もろともお支えすることが「アイ○ル」には可能なのですよ」というなんとも魅力的な情報をテレビCMから得たあなたは、女性オペレーターのもとに電話をかけるのだ。