古い時計そっくりの衣装をまとった五匹のアザラシたちが 伝説の歌劇そのままに灼けた砂をまぶしてく [[{眩しい}]]のあべこべ言葉をとなえながら シャベルをかついで えっさか ほいさ すると世界じゅうが真っ赤な 無人の浜辺になる きれいダネ! 星の形をした無数の小さな亡き骸たち 手に入れて 触れた 機械文明のすそのすそ 彗星横切るあなたの夢のなかで 2003年8月5日