ネコになった安部くん(6)


あらすじ
ネコになった安部くんは、影になった友だちを連れて歩くことになったのだ。



「将来、何になりたい?」と保育所の保母さんに訊ねられて、純は何も答えられない子供でした。
心ひそかに、誰かの花嫁さん(
わたくし男です)、それがダメなら、猫になれれば、と思っていましたけど、さすがに言えないや〔苦笑〕。
積極的に望んでいたわけじゃないけれど、どうしても何かにならなければならないとしたら、そのふたつでした。
どちらも実現不可能で、非常に元気のでない子供時代でありました。
2001年11月16日

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